Ⅰ スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業とは
SGH(スーパーグローバルハイスクール)の
指定について
文部科学省は、2014年度(平成26年度)から、社会の諸問題に対する関心と教養、コミュニケーション力、問題解決力を持った人材を育成するためにスーパーグローバルハイスクール(SGH)事業を開始しました。
明治学園中学高等学校は2015年度(平成27年度)から5年間、グローバル・リーダー育成のためのカリキュラムの開発と実践を行う学校としてSGHの指定を受けました。
Ⅱ 明治学園のSGH構想
「社会の変革に寄与するグローバル・
リーダーの育成カリキュラム」
グローバル・リーダーとなる生徒の育成
- 高校・大学との連携
- Yap Catholic High School、
北九州市立大学、産業医科大学、九州歯科大学、福岡教育大学、
立命館大学、早稲田大学、東京大学、放送大学 他
- 企業・国際機関の連携
- JICA九州、安川電機、国連福岡本部、日本東ティモール協会、海響館、マリンワールド、うみたまご 他
- 地域社会との連携
-
- 北九州市
- 地域社会と連携をとり、情報や成果を発信し、サポートを受ける
構想実現のための充実したプログラム
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- グローバルキャリア教育
- グローバル社会に主体的に関わる動機を与え、様々な国際問題の解決に資する技能を習得させる。
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- グローバル英語I・II
- 国際社会において実用可能となる英語力のベースを育成する。
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- 国際経済
- グローバル経済の現状や課題の学びを通して、受講者が将来グローバル人材となるための素地を育みます。
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- 課題研究
- グローバルな視点で物事を捉え、主体的に課題を見つけ、自らが設定した課題に取り組み、解決していく能力を伸ばす。
Ⅲ 活動計画
グローバル教育入門講座 中学3年生
講演や授業、体験的な学習を通じて、グローバルイシューへの興味関心を高めます。
グローバルキャリア教育 高校1年生
様々な方面で国際的な仕事に従事する方々の講演を聞き、グローバル化の進む国際社会に対応していくための資質・能力を育成します。
グローバル英語I・II 高校1・2年生
様々なグローバルな問題を取り扱い、実践的な英語プレゼンテーション能力や英語コミュニケーション能力を身につけることを目指します。
国際経済 高校2年生
グローバル経済の現状や課題の学びを通して、受講者が将来グローバル人材となるための素地を育みます。英語科と公民科の合教科型授業として実施します。
課題研究 高校2(・3)年生
2018年度(平成30年度)は、以下の5つのテーマについて「課題研究」を実施します。
課題研究5つのテーマ
1.海外支援計画の策定
「開発途上国」への支援計画を通してグローバル人材に必要な問題設定能力、問題解決能力を育成します。
- このテーマに
属する講座 -
- 「南方海域」
- 「ASEAN」
- 「グローバルデンティストリー」
- 「環境マネジメント」
- 「グローバルイシューとしての外来生物」
2.ソーシャル・ビジネスによる社会変革の可能性についての考察
国際社会が直面する諸課題を検討、分析し、ソーシャルビジネスによる解決策を探究します。
- このテーマに
属する講座 -
- 「ソーシャル・ビジネス」
3.これからのビジネス社会で求められるグローバル人材の育成
グローバル経済の現状や具体的な事例を学ぶことによって、グローバル人材に求められる資質を多角的に考察します。
- このテーマに
属する講座 -
- 「グローバル人材の育成」
4.国際海洋研究
資源問題・領土保全問題を含む幅広い国際海洋に関する研究に着手し、全国海洋教育サミットでの発表を目指します。
- このテーマに
属する講座 -
- 「持続可能な水産資源の活用」
- 「自然災害と防災・減災」
5.ものづくり
「人に優しいロボット」をテーマにものづくりを行うことで、創意工夫する力を身に付けさせると共に、世の中に貢献していこうとする高い志を育みます。
- このテーマに
属する講座 -
- 「ものづくり」
SGH研究報告書
「社会の変革に寄与するグローバル・リーダーの育成カリキュラム」の開発という目標の実現にむけた、5年間の研究活動の内容および成果をまとめたものです。
SGH探究メソッド-課題研究を成功に導く授業実践-
高校2年生で行う課題研究をより有効なものとするため研究・開発された、探求型授業アカデミックメソッドの内容および成果をまとめたものです。