11月1日（火）中学と高校で、創立者記念式典が行われました。
明治学園創立112周年を迎えた今年は、安川敬一郎氏に焦点をあてました。
安川敬一郎氏が経営に携わった石炭事業は、当初たびたび経営の危機に瀕しましたが、日清、日露戦争の勃発により、石炭の需要が増大し、莫大な富を得ました。敬一郎氏は、この賜物は、偶然の天の計らいによるものであるから、財産は、自分のために使うのではなく、国家公益のために活用すべきと考え、明治専門学校を開校しました。
その翌年、明治43年に、この学校の教員子弟のための学校として、明治専門学校附属小学校を開校しました。この小学校が明治学園の原点です。
戦後、コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会に移管され、それまでの教育の礎の上にキリスト教の精神が加わりました。
式典に参加した生徒達は、安川氏の徳や聖マルグリットの隣人愛を確認し、自分たちも「人々のための人」になれるよう、志を新たにし共に祈りました。