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国連講演会

2月26日に、本校講堂にて「海賊問題から見る海上安全保障」というテーマで国連講演会が開かれました。講演者は、外務省総合外交政策局海上安全保障政策室長 片山芳宏氏で、ソマリア沖を中心に世界の海上安全保障についてお話されました。

海賊は海上で取り締まることも大切ですが、それでは次々と新たな海賊が生まれます。宗教上・政治上の問題ではなく、生活上の問題から海賊に身を投じる若者が後を絶たないからです。海賊の問題を根本から解決するためには、それらの国々のインフラを整備して生活を立て直し、失業率を下げるなどの根本的な対策が必要になります。そのような活動において、海上自衛隊員をはじめとする日本人も貢献し、高い評価を得ています。様々な国が協力して課題に取り組む場面でリーダーシップを発揮するためには、他国の人々の立場をよく理解しつつ、自分の立場から発言できることが必要になります。