やっとタイでの研修が実現しました
- 中学高等学校
2020年の夏、コロナ禍中のJICAエッセイコンテストで文部科学大臣賞を受賞した目淑乃さん(70回生)が当時実現しなかった副賞としての海外研修が2023年の夏に実現しましたとの報告をしてくれました。次の内容は目さんの報告書です。
「 JICAのエッセイコンテストの副賞である海外研修は、コロナ禍により延期が続いていました。昨年からようやく再開し、直近の受賞者に混じるかたちで、過去の受賞者も参加することができました。
今回は、中学3年生から大学3年生までの幅広い年代が約1週間、タイで研修を受けました。また、エッセイコンテストの審査員でもある尾木ママも同行されました。ある時はユーモアたっぷりに、ある時は深いお話を聞かせていただき、本当に充実した時間でした。
タイでは、主にJICA事業の見学(障がい者支援やインフラ整備など)と現地学生との交流を行いました。タイで一番印象に残ったのは、レストランやコンビニで、すれ違いざまに人々が頻繁に挨拶を交わしている様子でした。
「サワディーカップ(カー):こんにちは」
「コップンカップ(カー):ありがとう」
その生き生きした笑顔を見て、挨拶が人々に元気を与えていることに気付きました。
私が大学生になって、まず違和感を覚えたのは、挨拶の言葉を発する同級生が全くいないことでした。高校生のころは学校で挨拶運動があり、挨拶する人も多かったので、それが普通だと信じていました。タイでの研修を終えた今、明治学園の「ごきげんよう」を懐かしく思い出しています。」