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フクロウの話

学園周辺は緑が多く、多くの野鳥が住んでいます。学園上空をタカの仲間が飛んでいる姿もよく見かけ、夜には夜宮公園の方からフクロウの鳴き声が聞こえることもあります。学園はそのような大型の肉食鳥類が生息するだけの豊かな自然に恵まれています。そのような明治学園で、ある事件がありました。
9月9日(土)朝、中高保健室横で、校舎の壁にぶつかったのか、ぼんやりして動けなくなっていたフクロウを高校の生徒が見つけました。朝の様子では、残念ながら昼までもたないだろうと思われましたが、夜にはくちばしを鳴らして威嚇できるくらいに回復しました。ただ、足が全く動かせず、とても外では生きていけない状態でした。
しかし幸いにも、久留米市にある鳥類センターで保護を受け入れていただき、10日(日)にお預けすることができました。センターで治療とリハビリをして、野生復帰できそうなら放鳥、できなくても終生飼養していただけるそうです。
生徒の皆さんが早く見つけてくれたおかげで、猫やカラスに襲われることなく治療につなげることができました。皆さんの優しさに感謝します。皆さんのおかげで命を取り留めたフクロウが、無事に自分の足で立てるようになることをお祈りください。