11月1日（火）

この日、明治学園小学校では創立者記念日の集いを行いました。2年生が司会進行し、図書室から各教室へZoom配信しました。

今学期のはじめからいろいろなところへ取材に出かけて調べてくれた2年生が、学園創立者の安川敬一郎先生、松本健次郎先生と学園を運営するコングレガシオン・ド・ノートルダム修道会創立者の聖マルグリット・ブールジョワのことを伝えてくれました。

炭鉱をはじめとする企業経営で巨額の利益を得た安川先生が、利益は自分のためだけではなく社会のために使われるべきと考え建てられた明治専門学校（現・九州工業大学）とその付属小学校（明治学園）。２年生は学園前の松並木の向かいにある北九州市指定有形文化財の旧安川邸、国指定重要文化財の旧松本邸を訪れた時のことを話してくれました。安川邸、松本邸どちらも広い敷地にたくさんの部屋があり、内装も立派で取材に行った２年生はびっくりしたそうです。

聖マルグリットについては学園内にあるCNDの修道院に伺って、学園宗教主事のSr.伊達先生に２年生が質問して、それに答えてもらうビデオを撮り、それを視聴する形で考えを深めることができました。400年前にフランスから当時未開の地であったカナダへ渡り、求められるところへはどこへでも出かけて行って、多くの子どもたちに読み書きや生きるすべを教えたマルグリット。事前に録画した２年生の歌う『マルグリットの歌』もビデオで流され、彼女の生き方、私たちに伝えたいメッセージを受け取ることができたと思います。

なお、子どもたちの取材に応じて長い時間を割いて案内してくださった一般財団法人西日本工業倶楽部の皆様にもお礼申し上げます。

＊取材中の２年生の様子はまた後日、このホームページの記事としてご紹介します。