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東京研修(中学2年)3日目報告

 今回の研修では初めての地下鉄での移動でした。平日朝ということもあり、これまで経験したこともないような混雑具合。これ以上乗れないと思うほどの限界の状態に、更に人が乗り込んでくる状況でした。その結果、最初から乗れなかったグループが出てしまうなど、波乱の幕開けとなりましたが、全員が無事に目的地に到着し、研修を開始することができました。
国立科学博物館 講演と展示見学
恐竜の研究第一人者である真鍋真副館長、企画展を監修した高山植物の研究者である村井良徳さん、『もし地球に植物がなかったら?』の著者であるきねふちなつみさん、明治学園卒業生で我孫子市鳥の博物館学芸員である脇水徳之さん、恐竜の研究をするためにアルバータ大学に進学した小林さん、そして国立科学博物館のスタッフ久保さん、泉谷さんが明治学園生を迎えて下さり、真鍋先生、脇水さん、村井さんの順で講義をして頂きました。その後一緒に展示を見て回り、生徒の質問に丁寧に答えてくださいました。多くの生徒にとって貴重な学びの機会となり、研究者の方々との直接の交流を通じて、科学への興味を深めることができました。
東京証券取引所見学と投資体験
前日は、東京株式市場で日経平均株価の下落幅が過去最大となり、さぞ忙しく人が行き来しているのかと思いきや、真ん中に大きなパネルが目まぐるし点滅しているのみでした。すべてはパソコンの中で行われており多くのモニターがある静かな空間と報道のカメラマンやキャスター、見学の団体がいるくらいでした。日経平均株価は過去最大の上昇幅とニュースになった時、生徒たちはまさに株式投資体験をしており、忘れられない体験になりました。
農林水産省
初めての訪問となった農林水産省では、現在NHKアニメと農林水産省がコラボしている『天穂のサクナヒメ』の紹介とともに稲作に関するものが展示されていました。2グループに分かれて記者会見室と省庁見学、業務説明などを受けました。記者会見室では、質疑応答の際に実際の記者が質問するようにマイクの前に立ち、質問する体験をしました。「スマート農業」に関する展示もあり、自動運転の農業用機器などが紹介されました。特に、初日にJAXAで聞いた宇宙技術が無人トラクターなどに応用されて実際に使われていることがわかり、技術の連携と応用の重要性を実感しました。この3日間の訪問を通じて、さまざまな場所で学んだことが繋がり、点が線になるような瞬間を感じました。農林水産省での体験は、日本の農業の現状と未来について深く理解する貴重な機会となりました。