高校2年生 広島平和研修
- 中学高等学校
10月25日(火)平和学習の実地研修として、広島平和記念公園へ行きました。
学年としての行事の締めくくりであると同時に、中学から取り組んできた平和学習の総仕上げの一環となる活動です。この実地研修にあたり、8月から個人または班別に平和探究を進めてきました。10月26日の探究活動発表会を目前に控えて、それぞれの課題で調べたことを実際の場で実感として得たいという気持ちで臨んだ研修になりました。
平和記念公園へ到着してすぐに国際会議場で被爆体験伝承者の水野孝則氏からお話を伺いました。水野氏が受け継いだ被爆体験の記憶、そしてご自身のご家族の被爆体験について全身全霊で語っておられる姿を高2生は真剣なまなざしで見つめていました。1時間の講話の中でいくつかの時代、たくさんの人々の声や思いが詰まっていました。水野氏は最後に高2生へこの経験を後世に「つなげて」ほしいと語られました。
午後からは班別に公園内を回りました。展示が新しくなった平和記念資料館は国内外からの多くの見学者も訪問していましたが、展示物に向き合う静かな時間が流れていました。快晴の空の下、自分たちが今歩いている場所残された記憶に改めて気づかされた貴重な一日となりました。