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旧安川邸見学(2年生)

明治学園では毎年10月末に「創立者記念式典」を行います。小学校の集いで発表する2年生の代表児童が、発表の準備として学園創立者の安川敬一郎先生やご家族の住まわれたお宅を見学しました。

敷地面積が実に13,000㎡にも及ぶ大邸宅は、再整備を経て「旧安川邸」として2年前から一般に公開されています。そしてお隣には旧松本邸(先生のご子息で学園初代理事長の松本健次郎先生の大邸宅)があります。もともと安川家、松本家の邸宅群と、明治専門学校(現在の九州工業大学)と明治尋常小学校(現在の明治学園)のこの地域はひとまとまりで購入され、開発された土地であったことを思うと感慨深いものがあります。

安川先生とこの邸宅についての紹介ビデオをみんなで見たあと、昨年将棋の竜王戦の対局でも使用された大座敷を見せていただいたり、大きなお庭を回って、ギャラリーになっている蔵の中も見せていただいたりしました。大座敷は若松からここへ移築されたものと聞いて、びっくりしている子どもがたくさんいました。玄関のところは洋風建築、長い廊下でつながった大座敷のところは和風建築で、「和洋折衷」の珍しい建築です。子ども達は気づいたでしょうか?

創立者の先生の邸宅がこのように残されているのは、学園にとっても本当に誇らしいことです。学園に残る記録では、安川先生は明治学園を気にかけ、行事等のたびにここから学園に足を運ばれていたそうです。そして当時の児童たちは親しみをこめて先生を「安川のおじいさま」とお呼びしていた、と記録されています。今回の訪問で、創立者の先生を少し身近に感じられるようになったのではないでしょうか。

お忙しいなか快く訪問を引き受け、案内をしてくださった旧安川邸の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。また今後ともよろしくお願いいたします。