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「こころの境界線」(4年生)

6月4日(火)

数年前からの本校の取り組みのひとつに「生活安全指導」の授業があります。
いじめにあった時、嫌なことに遭遇して落ち込んだ時にできることなどのお話から、SNSの危険性まで多岐にわたって子ども達は学び、考えていきます。

子ども達に「生活安全授業」を行ってくださるのは、福岡県警の少年サポートセンターで相談業務や立ち直り支援を行ってこられた、カウンセラーの堀井智帆先生です。

この日は4年生の授業で「こころの境界線」について考えました。親しい同性の友達同士だったらどれくらい近づいても大丈夫か、異性のクラスメイトならどれくらいまで近づけれても大丈夫か、知らない人ならどこまで近づいてこられても大丈夫と思うか、実際に教室で試してみました。ここまでならOKというところでストップサインを出すのですが、ひとりひとり距離は違いました。

私たちにはみんな目には見えない境界線を持っていて、ひとりひとり範囲は違いますし、状況によっても変わってきます。友達だからと思ってピタッとくっつくと、もしかして相手は「近いなあ」とか「いやだなあ」と感じているかもしれません。「相手の境界線は自分の境界線とは違う」という感覚が大切だということも堀井先生は教えてくださいました。そして、「体」だけでなく「時間や空間」「持ち物」「気持ちや考え方」にも境界線があることも学びました。

集団生活の場である学校ではこの「境界線」の考え方を持つこと、実践することが集団の中でうまく生活するためのスキルになります。今回の学びをこれからの生活にぜひ生かしていってほしいです。