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伝説の花 「戸畑あやめ」

北九州からご覧の皆様は「戸畑あやめ」をご存じでしょうか。もともとは学園所在地の戸畑に咲く野生種のアヤメの一種で、明治の末には絶滅したと思われていました。しかしながら、昭和30年代に近辺の農園で栽培されていた小型のアヤメが「戸畑あやめ」であることが判明し、以来「伝説の花」、「幻の花」として地域の方々によって保存され、大切に育てられています。

成長しても一般的なアヤメに比べ大変小さく、高さ10~15センチほどで、紫色の可憐な花を咲かせます。(葉丈より低いところに花が咲くのが本来の姿だそうです。)理科を担当されていた先生が苗を入手され、明治学園の小運動場にもその姿を見ることができるようになりました。

和名は「トバタアヤメ」、学名はIris sanguinea var. tobataensisといい、”tobata”が名前に入っています。

昨年は連休明けには盛りを過ぎていてご紹介できませんでしたが、今年は連休前につぼみが見られ、今がちょうど見ごろです。たいへん珍しい「戸畑あやめ」をどうぞご覧ください。
小運動場の鉄棒の後ろの花壇に咲いていますので、在校生の方は早めに見つけてみましょう。
(つぼみの写真は5月2日、開花後の写真は5月7日撮影)