「伝説の花」
- 小学校
5月12日(木)
皆様は「戸畑アヤメ」をご存じでしょうか。もともとは学園のある戸畑の地に咲く野生種のアヤメの一種で明治の末期には絶滅したと思われていました。しかしながら、昭和30年代に近辺の農園で栽培されていたアヤメが「戸畑アヤメ」であることが判明し、以来「伝説の花」「幻の花」として地域の方々によって保存され、大切に育てられています。
成長しても一般的なアヤメに比べて大変小さく、高さ10~15センチほどで、紫色の可憐な花を咲かせます。理科を担当されていた先生が苗を入手され、明治学園の小運動場にもこの戸畑アヤメの姿を見ることができるようになりました。
あわせて、毎年この時期になると乳白色の実が落ち、薄紫の花を咲かせる栴檀(せんだん)の古木など緑に彩られる学園の様子をご覧ください。