修道会創立者とC.N.D.

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修道会創立者

聖マルグリット・ブールジョワ

聖マルグリット・ブールジョワ

Marguerite Bourgeoys (1620-1700)

1620年、フランスのシャンパーニュ地方にあるトロワに生まれました。1653年、苦難のすえカナダに渡り、5年後の1658年にはモントリオールで最初の学校を開き、1672年、教育活動を通して神と隣人への奉仕を目的とするコングレガシオン・ド・ノートルダム修道会(Congrégation de Notre-Dame)を設立しました。この修道会が現在の明治学園の経営母体となっています。
修道会設立後3世紀余りを経た1982年には、彼女の大いなる偉業が公にも認められ、ローマカトリック教会により聖人の称号が与えられました。

聖マルグリット・ブールジョワのことば

「私が切に望んでいることは、『万事にこえて神を愛し、自分を愛するように隣人をも愛しなさい』という大いなる掟がすべての人の心に刻まれることです。」

コングレガシオン・ド・ノートルダム(Congrégation de Notre-Dame, C.N.D.)

カナダのモントリオールに本部を置くカトリックの女子修道会で、1672年にマルグリット・ブールジョワによって創設されました。創設以来、キリスト教の精神を理念とした教育活動に取り組んできました。特にカナダとアメリカでは数多くの学校にCNDの修道女たちが派遣され、教育の普及に各地で貢献しました。
現在、世界8か国(カナダ、アメリカ、日本、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドル、フランス、カメルーン)に拠点を持ち、宣教と奉仕、そして教育活動に携わっています。
日本には1932年に5人の修道女がモントリオールから派遣され、福島の地で活動を開始しました。第二次大戦中にはカナダ人の修道女たちが敵性外国人として交換船で帰国、または会津若松に抑留されるなどの苦難の時代もありましたが、戦後は多くの恵みを与えられ、現在では福島県福島市の桜の聖母学院(幼・小・中・高・短大)、東京都調布市のマルガリタ幼稚園、そして安川家から引き継いだ福岡県北九州市の明治学園(小・中・高)の経営を行っています。