卒業生と語る。

この「卒業生と語る。」 では、明治学園を卒業した後、様々なフィールドで活躍中の卒業生の声をお届けします。 第2回では、明治学園で小学校から高校までの12年間の学園生活を送り、現在は小学校教諭という職に就いている緒方 慶彦さんと当時緒方さんのクラス担任をしていた倉光教頭との対談の様子をご紹介します。

卒業生と語る。 vol.2

緒方 慶彦さん

明治学園高等学校卒業 2010年 卒業
緒方 慶彦|Yoshihiko Ogata

2004年、明治学園小学校卒業。
2010年、明治学園高等学校卒業。
2016年、大学の教育学部を経て、北九州市立小学校教諭。

明治学園小学校 教頭
倉光 政生|Masao Kuramitsu

1982年、明治学園小学校教諭。
2016年、同校教頭。学級通信「かわらばん」は、担任生活27年間、ほぼ毎日の通算12221号を発行。内容は、学校での出来事、児童の日記、保護者へのQ&A、教科学習等。

明治学園小学校 教頭 倉光 政生

第2回 - 倉光教頭と緒方 慶彦さん(卒業生)の対談 …明治学園小学校 図書室にて…

恩師の志を継いで 〜二代目 KAWARABAN〜

倉光: いやいや…すっかり大人になりましたね。今は、どうしていますか?

緒方: 公立小学校で5年2組の担任をしています。倉光先生から教わった時と同じ5年2組です。あのころのことを思い出しながら、学級通信を書いています。

倉光: 学級通信ですか…、あの頃は私もたくさん書いていました。緒方君たちの時には、2年間で656枚の学級通信を書きました。

緒方: え、そんなに書かれていたんですね…!学級通信の名前は確か「かわらばん」でしたよね。実は、自分のクラスの学級通信の名前も「かわらばん」にしようと思っているのですが。

倉光: いいね、2代目ですね。是非そうしてください!

緒方: (当時の学級通信「かわらばん」を見ながら)これ、「かわらばん」のバックナンバーですか?将来の職業なんて書いてたのかな…。「両親も先生をしているので先生」と書いてる。初志貫徹だ!

小学校の学級通信「かわらばん」を見る緒方さんと倉光教頭

▲当時の学級通信「かわらばん」をひもとく2人

小学校の学級通信「かわらばん」を見る緒方くんと倉光教頭

▲緒方さんの学年の「かわらばん」は、ここ!

小学校の学級通信「かわらばん」

▲倉光教頭の担任生活最後の「かわらばん」

小学校の学級通信「かわらばん」

▲当時の「かわらばん」に掲載された緒方さんの将来の夢

緒方さん

倉光: 緒方君は小学校の時の志を実現してるけど、途中で違うものを考えなかったの?

緒方: そうですね…小学校4年生の時になりたいと思うようになってから、最初の頃はあまり考えませんでしたね。でも、高校の頃だったか、教師になることを母が反対していたので、悩んだ時期もありました。

倉光: 僕も小学生の時の隣のクラスの先生の影響でなりたいと思うようになりました。当時、その先生は30歳ぐらいでしたが、とても生き生きしていました。緒方君にも私達、明治学園の教育が少しでも影響を与えることができていたら、とてもうれしいのですが…

緒方: もちろん、明治学園の小学校の先生方の影響は、やはりありました。明治学園は素晴らしい先生ばかりでしたので、自分もこういうふうになりたいと考えるようになりました。

倉光: いやー、しっかりと気を使える人物になっていて感激しました(笑)。まあしかし、冗談は置いといて、自分が志していた仕事につけていることは、幸せなことですね。

緒方: はい、日々とても充実しています。今は36人の子ども達のクラスの担任をしています。教師になって2か月ですが、先生方はこんなに苦労されていたのかと今さらながらに驚いています。

倉光: 毎日、子ども達と接していて、どう?

緒方: 自分そっくりな子がいます(笑)。よく友達とケンカをして…友達同士のケンカは、自分の小学生時代にもありましたが、あの時先生はどう指導されていたのかとよく考えます。

倉光: あー、よく覚えていますよ。お答えしましょう。男子がよくケンカしていましたね。元気なクラスでした。だから、いちばん先に教室に行くようにしていました。いないとケンカが起こってしまうことを考えると、できるだけ子ども達を教室で迎えよう、自分にできることをやろうと思っていました。休み時間も教室にいて、子ども達の近くにいて、何かあったらすぐに対応しようと思っていました。英語の授業で反乱を起こして出て行ったり、修学旅行で校長先生から叱られたりしたこともありましたね。そんな苦労もありましたが、小学校を卒業して違う進路に進んだ子が、中学3年間、訪ねてきてくれました。文化祭に尋ねてきたときには食券を渡そうと思って、いつも準備していました。ところで、明治で学んで今の自分の生活や仕事に取り入れていることは?

緒方: (即答で)「黙想!」これですね。自分を落ち着けることができます。浪人中や困ったとき、辛い時にいいです。明治で本当に素晴らしいものを教えて頂きました。今の子ども達にも教えたいと思っています。

倉光: ぜひ明治学園で学んだことを緒方君の生徒さんたちにも伝えてあげてください。

明治学園小学校 倉光教頭

卒業生との対談一覧

  1. 第1回 芥川賞作家 平野啓一郎氏 講演
  2. 第2回 倉光教頭と緒方 慶彦さん(卒業生)の対談
  3. 第3回 倉光教頭と卒業生の対談